SQL Server 2005 冗長構成について

SQL Server 2005 冗長構成について

SQL Server 2005で選択可能な冗長化構成>

■フェイルオーバー・クラスタ(failover cluster)
■ログ配布(log shipping)
■データベース・ミラーリング(database mirroring)-同期-
■データベース・ミラーリング(database mirroring)-非同期-
※データベース・ミラーリングは、SQL Server 2005 SP1で追加された機能である。

詳細は下記URLを参照
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/hawin/sql01/sql01_03.html

1.フェイルオーバー・クラスタの構成と働き
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/hawin/sql02/sql02_02.html



■フェイルオーバー・クラスタを構成するためのシステム要件

・システムを構成するすべてのハードウェアが、HCLまたはWSC互換性基準を満たすこと
 →DL360G4以上であれば問題ない

・MSCSノードで使用可能な共有ディスクが存在すること
 →共有ディスク上には、SQL Serverの各データ・ファイル、トランザクション・ログを配置する。
  MSCSノードから共有ディスクへのアクセスには、高速なネットワークである必要がある。

クラスタの構成
 ・Active/Passive型 (2ノードのうち、一方が本番系、他方が待機系として機能する構成)
 ・Active/Active型 (2ノードの双方が本番系として機能し、可用性向上に加え負荷分散も可能にする構成)
 ・N+1型 (本番系複数ノードに対し、待機系ノードを1台用意する構成)
 ・N+I型 (本番系複数ノードに対し、待機系にも複数ノードを用意する構成)
 ※MSCSを構成するには、Active Directoryが必須である。


SQL Server 2000/SQL Server 2005の機能比較

SQL Server 2000 Enterprise Edition 最大ノード数:4 最大インスタンス:16
SQL Server 2005 Standard Edition 最大ノード数:2 最大インスタンス:16
SQL Server 2005 Enterprise Edition 最大ノード数:8 最大インスタンス:25

 →SQL Server 2005 Standard Edition / Enterprise Edition のみ
・共有ディスクにおけるマウント・ボリューム・サポート
  ・全SQL Serverサービスでのフェイルオーバー・クラスタ利用
 →SQL Server 2005 Enterprise Edition のみ
  ・フェイルオーバー時間の短縮
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/hawin/sql03/sql03_02.html
  →高速復旧、オンラインページ復元はEnterprise Edition のみの機能